▼ スポンサーサイト
新しい記事を書く事で広告が消せます。
サンヨーの太陽光発電を設置している私は、ドキドキしながら読みました。といいますのは、アモルファスを使っているから紫外線劣化をして長期的にはサンヨーの製品は不利だっていう情報が多く内心不安に思い、後悔したこともあったからです。
まあ、そんなことは置いといて、内容に行きましょう。
その論文タイトルは、「各種太陽電池の長期曝露試験による出力劣化特性評価」で2011年3月9日~11日にあった第6回 新エネルギー技術シンポジウムで発表されました。
詳しい内容を読まれる方は、以下のアドレスにて見ることが出来ます。
http://unit.aist.go.jp/energy/event/20110309/proc/C2.pdf
論文内容
対象パネル:
多結晶シリコン
単結晶シリコン
CIS
アモルファスシリコン
ヘテロ接合
試験期間:2005年~2009年の5年間
以上の条件で各パネルの発電量の割合がどの程度下がったかを調査しています。もちろんいろいろな考察をしていますが、それは私にはよくわかりません。理解できる方、コメントをいただけたらと思います。
結 果:
各パネルで5年後の発電量は、以下のような低下を示しています。
多結晶シリコン 1.3%~2.8%
単結晶シリコン 3.2%~3.9%
CIS 1.4%~1.5%
アモルファスシリコン 5.7%
ヘテロ接合 2.0%
ここまで読まれて、サンヨーのHITを設置している方は、うわっ、5.7%も下がるのかと思ったかもしれませんが(私は思いました)違います。HITは、アモルファスを使用していますがアモルファスとシリコンのヘテロ接合なのでここではヘテロ接合に分類されています。
なんとHITは、5年間で2.0%の低下と単結晶シリコンよりも出力低下が少なく多結晶シリコンと同レベルの低下という、うれしい結果となりました。
今晩はよく眠れそうです。いや、今晩もか・・・。